『「体を温める」とすべての痛みが消える』  坂井学

温めて、温めて、頑固な腱鞘炎が治りました

 手の腱鞘炎は長いつきあいでした。最初は、右手のバネ指で、整形外科に何度も通い、注射を打ってもらっていました。なかなか治らず、観念して中指と薬指の2本を手術しました。

 次は、左手指。また病院で注射を打ってもらいましたが、手術したほうがよさそうですね、と言われました。でも、右手ほど不便じゃなかったので、放っておきました。
 
 そして、今度は、右手首のドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)です。手を酷使しているでしょうと言われても、人並みだと思います。体質でしょうか。この右手首は、超不便でした。痛みで字が書けません。荷物も包丁ももてません。
病院で、また注射です。でも今度は、針が腱に命中せず痛みがとれません。いくつかの病院にいきましたが、だめです。 
 
 また…手術か…と、思いかけていたとき、たまたま本屋でこの本に出会いました。帯に「―バネ指など」と書いてあったので、やってみようかなと思い、読んで実行しました。
 
「お湯で温める、いつも小さなカイロで温める、いつも手首にサポーターを巻いて冷やさない、冷たい飲み物を避ける」これだけです。実行して、わりとすぐ痛みがやわらぎ、気がつくと治っていました。1年半の痛みが、徐々にうすらいで消えていました。左手のバネ指もです。日記も手紙も書けるようになり、とても感激しました。これで長年の腱鞘炎とはおさらばです。

 また繰り返さないようにと、温めることが習慣になりました。腰痛や肩こりも湿布ではなく、カイロで温めてています。いい感じです。