2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『あなたと共に逝きましょう』 

リアルな描写、ずしりときました 図書館で借りた本です。読んで、自分の本棚に持っていたいと思う本と、そうでない本があります。この本は、持っていたいと思わない本です。だからといって、おもしろくなかったわけではありません。むしろ、とても面白くあっ…

『だいすき』 ハンス&モニック・ハーヘン作 マーリット・テーンクヴィスト絵   野坂悦子、木坂涼訳

オランダの作家と画家の詩画集です。 訳はわたしの好きな詩人、木坂涼さんです。 幼い少女の瞳に映った日常のつぶやきが、美しい詩になっています。 絵のなかの少女が、魔法使いになったのでしょうか、いくつかは、おまじないのことばとなって、私の生活にも…

『コルシア書店の仲間たち』 

熟成した深い味わい 彗星のように現れた、といっても過言ではありません。ある時期突然、どこの本屋さんに行っても、著者の本が、目立つところに山積みになって置かれるようになりました。初めて目にする名前に、誰だろうと思っていました。それから次々と新…

『40歳からは食べ方を変えなさい!』 済陽高穂

これならすぐ実践できそう 健康に関する本はたくさんあります。内容も、朝食は摂るべきだ。いや、摂らない方がいい。生野菜は体を冷やすからよくない、いや、酵素がいっぱいあるから生がいい。玄米は栄養の宝庫だ。いや、毒素があるから良くない。と正反対の…

『雲南の妻』 

こういう世界もあったのかと、自分が拡げられたような感じがします この作家の『焼野まで』と『光線』を読んで、つらい内容なのに、心地よさと安堵感をおぼえ、不思議な気持ちになりました。それで、他の作品を読んでみたくなり図書館で探しました。お目当て…

『暖炉の火のそばで』

ターシャさんの世界は、私のあこがれです 初めてターシャさんの本を手にしたときはびっくりしました。開拓時代の本かと思ってたら、今現在の本でした。アメリカの古き良き時代にタイムスリップしたようでした。そのとき、私もこういうに暮らせたらいいなあと…

  『さむがりやのサンタ』                            レイモンド・ブリッグズ作・絵 すがはらひろくに訳

12月の声がきこえてくると、きまって手にする絵本 カレンダーをめくり、あららもう、今年も2ケ月で終わりなの、来月は12月だ、と思ったあたりからそわそわしてきて、本棚からこの絵本を取り出してみます。 サンタがさむがりだなんて笑っちゃいます。いっしょ…

『 時の雨 』 

詩のミューズというのがぴったりの詩人 この詩集が、読売文学賞を受賞したときのことばに、「自分の力を超えるものが、私の手をとり、書かせてくれた。それは詩の女神というより、デーモンのような気がします」とありました。私にとって、高橋順子さんの詩 …

『「体を温める」とすべての痛みが消える』  坂井学

温めて、温めて、頑固な腱鞘炎が治りました 手の腱鞘炎は長いつきあいでした。最初は、右手のバネ指で、整形外科に何度も通い、注射を打ってもらっていました。なかなか治らず、観念して中指と薬指の2本を手術しました。 次は、左手指。また病院で注射を打っ…

『エマおばあちゃん』                                                ウェンディ・ケッセルマン文 バーバラ・クーニー絵 もきかずこ訳

わたしもエマおばあちゃんをめざして バーバラ・クーニーの絵が大好きなので、手に取った絵本です。 エマおばあちゃんは、私の理想です。私も70歳を越えたら、自然のなかで、自分の好きなことに夢中になって楽しく暮らしたいです。この「夢中になって」とい…