『40歳からは食べ方を変えなさい!』 済陽高穂

これならすぐ実践できそう

 健康に関する本はたくさんあります。内容も、朝食は摂るべきだ。いや、摂らない方がいい。生野菜は体を冷やすからよくない、いや、酵素がいっぱいあるから生がいい。玄米は栄養の宝庫だ。いや、毒素があるから良くない。と正反対のことがうたわれて、訳が分からなくなります。どれも間違いはないのかもしれませんが、タイトルや伝え方に振り回される傾向があります。
 読んでわかったようなわからなかったような…、腑に落ちるような落ちないような…。

 夫が病気を患ってからは、特に食事に気を遣うようになり、健康に関する本を、今までよりは真剣に読んだり調べたりしました。ただ、健康にいいからと、美味しくないものをがまんして食べるのはいやですし、何よりも食事は楽しく食べたいなあと思います。

 たどりついたのがこの本です。中年以降の食生活のベースとなる本で、まとめて簡単に書いてあります。食べ物の規制のアプローチの仕方がいいので、すんなりと理解できました。実践向きの本です。


 済陽式食習慣

 1、塩分制限
 2、動物性たんぱく質と脂肪を制限する
 3、野菜、果物を大量に摂る
 4、主食は玄米や胚芽米にし、いもや豆類も摂る 
 5、ヨーグルト、きのこ、海藻を摂る
 6、蜂蜜、レモン、ビール酵母を摂る
 7、油はオリーブ油、ごま油、なたね油にする
 8、自然水を飲む


 厳選!食材は、

 玄米、鶏肉、鮭、青魚、牡蠣、大根、キャベツ、ブロッコリー、人参、トマト、ゴマ、ぶどう、大豆、納豆、椎茸、じゃがいも、昆布、卵、ヨーグルト、オリーブ油、緑茶、蜂蜜、酢
「週2回は食べたい玄米」 毎食ではないのがいいです。
「じゃがいもは一日一個でガンは防げる」うむうむ。
「1週間で7色の野菜を食べよう!」1週間でというのがいいです。
「ジュースは、ミキサーではなくジューサ―がおすすめ」ミキサーでいいかなと思っていたら、酵素を壊すそうです。

 本の編集、レイアウトも気に入りました。写真や図解でわかりやすいし、めくりやすいので、手元に置いておくには手頃です。これなら、手に取っているうちに、いつのまに身につきそうです。まずは、実践可能な本がベストです。